先日、とある高校に呼んでいただき
高校3年生の前で、私の仕事観、人生観を
お話するという貴重な機会をいただきました
自分自身を振り返り、高校3年生という
周りからは大人扱いされはじめ、しかし内面は大人になりきれていない
過渡期の方々にきっと役立つであろうと思う
人生の大切なことをお話しさせて頂いたつもりですが
どのように受け止めてくれたでしょうか?
もしかしたら、あまりにも「当たり前」すぎて
「そんなことか」と思った生徒さんもいたかもしれないな、と
自分の話術の未熟さを反省したり・・・
すでに次は3時間、やはり高校3年生に向けて
授業をさせていただく事となっていて
今回の貴重な経験から得た学びを
もっともっと役に立つ
楽しい授業に活かして行こうと思っています
『Hey Jude』における『絶対イメージ』
「本当に大切なことは、シンプルで分かりやすい」
これは事実だと思います
でも、シンプルで分かりやすいがゆえに
「なんだ、そんな簡単なことか既に自分は出来ているよ」と
錯覚してしまうことも多くあります
実際に行動してみると、よく分かるのですが
簡単に思えたことが、本当に難しいんですよね
一昨日のことですが、
サントリーの鉄骨飲料やツムラのバスクリン「裸の王様」のCMで一世を風靡した
ミュージシャンでCMディレクターの村上明彦監督と
夕食をご一緒させて頂きました
そこで村上監督から『絶対イメージ』のお話しをお聞きしたのですが
『絶対イメージ』とは
例えばビートルズの名曲『Hey Jude』の歌い出しの♪ソ ミ ~
『Hey Jude』は、1968年8月にビートルズが発表した
18枚目のオリジナル・シングル曲で、
2012年のロンドンオリンピックの開会式では
式典を締めくくる形でポールが歌唱し
後半は観客と共にアカペラで大合唱を行った曲として
記憶している方も多いと思います
この『Hey Jude』の歌い出し
♪Hey Jude~の所の音階は♪ソ ミ ~です
これって、まったく音楽の知識のない方が
はじめてピアノの鍵盤をさわったとしても
弾いてしまいそうな単純さ
でも、この単純なわずか2音の音を聞いたとき
世界中の人が♪Hey Jude~という歌詞をイメージし
中には涙まで流す人がいる。
♪ソ ミ ~というあまりにもシンプルな2音は全世界の人の心に
感動の記憶と共に刻まれいるのです
私たちもたぶん、子供の頃に♪ソ ミ ~という音を
実際に無意識に奏でたり、聞いたりしてきたはずだけど
そこから「感動するもの」を紡ぎ出すことなど考えもしなかった
『絶対イメージ』とは、こうした日々の暮らし
この世界のあらゆるものの中から「感動するもの」を紡ぎ出す能力
気づいてしまえば、「そんなことか!」というような
シンプルなものの中に、絶対的なイメージを見つける力のことなのです
本当に人の心を打つものは思った以上にシンプル
たとえば、私はCMディレクターを職業としていますが
広告のキャッチコピーで名作といわれているものも
決して奇をてらった言葉を使っているものは少ない
『そうだ京都、行こう。』:JR東海
『一瞬も一生も美しく』:資生堂
『夢こそが、私たちのエンジンだ』:ホンダ
『お金で買えない価値がある』:マスターカード
とても短い字数にも関わらず
これら、ありきたりの言葉の組み合わせは
私たちに大きな衝撃を与えているのである
『 おいしい生活。』:西武百貨店
は、1983年に糸井重里さんがつくった名作コピー
この時代の豊かさは何かということを、端的に言い表していますね
うれしい、ではなく、たのしい、でもなく、おいしい
そして、5年後の1988年に糸井さんは同じ西武百貨店で
『ほしいものが、ほしいわ。』
というコピーを発信します。
「必要なモノ」から「欲しいモノ」への変遷期
欲しいモノの先に「自分」を見出そうとしていた
モヤモヤとした消費者の心を
「これ以外ない」という説得力で言い切りました
本当に人の心を打つ、大切なものは
思った以上にシンプルなものなんですね
だけど、じゃあ、誰にでも生み出せるかというと
これが、どうにも難しい
そのためには、毎日の弛まぬ努力と勉強
本当に地道な、そして過酷な、全力で行う
細かい努力と労力の積み重ねによって
産まれるものだと思うんです
今よりも、もっと良くしようと
宮崎駿さん「世の中で大事なことは、大抵は面倒くさい」
そういえば、ちょっと前にオンエアされたNHKの
プロフェッショナル 仕事の流儀 宮崎駿スペシャルの中で
宮崎駿さんが作業しながら語っていた言葉。
「世の中で大事なことは、大抵は面倒くさい」
宮崎駿さんのような巨匠の方が考えることに比べたら、
私の考えなど浅すぎるとは思いますが、それでもこの言葉は沁み入りました
宮崎さんのアニメーション作りは2年に及ぶ長丁場だそうです
300人に及ぶスタッフを動かしながら、1500に及ぶカットを1カット1カット仕上げ、
完成へとにじり寄っていくその行程を“レンガ積み”に例えていました
全作業の根幹となるのは、宮崎さんの書き下ろす“絵コンテ”で、
この絵コンテをもとにアニメーターがキャラクターなどの動きをつけ、
美術が物語の舞台を描き、世界観を作り上げていく
さらに、キャラクターなどの色を決める色彩設計や撮影といった
業界屈指のスタッフが宮崎アニメを支えている
そんなスタッフを2年間もの間、つねに最前線で指揮し続ける
宮崎さんが漏らす言葉、それが
「面倒くさい」
アニメーション制作は実写の撮影と異なり
すべてを“無”から生み出さなければならないため、
たとえば、風に揺れる草の1本1本、スカートの揺れまで描かなければならない
しかも少しでも手を抜こうものなら
それはすぐにスクリーンであらわになり、作品の品位を落としてしまう
宮崎さんは、アニメーターが描いた絵の手直しをしながら
四六時中、「面倒くさい」「面倒くさい」と漏らし続ける
宮崎さんが70歳を越えてたどり着いた境地が
「世の中で大事なことは、大抵は面倒くさい」なのです
「面倒くさいっていう自分の気持ちとの戦いなんだよ。何が面倒くさいって究極に面倒くさいよね。
『面倒くさかったらやめれば?』『うるせえな』って、そういうことになる。
世の中の大事なことってたいてい面倒くさいんだよ。面倒くさくないところで生きていると、
面倒くさいのはうらやましいなと思うんです」
宮崎さんの言う「面倒くさい」は、おそらく
ふだん私たちが思い描く「面倒くさい」のイメージとは
まったく異なるのだと思います
何かを作り出すこと、表現することへの深い愛が込められているように
感じるのは、私だけではないでしょう
新作「風立ちぬ」の現場はかつてないほど過酷なものとなり
制作途中、宮崎さんは原因不明の体調不良にも悩まされた
プロデューサーの鈴木敏夫はじめ
周囲からは休みを取るように勧めたらしいのですが
それでも宮崎さんが現場から離れることはなかった
「くたばっても絵コンテだけはできていたっていうふうにしないとみっともない」
そう語る宮崎監督の仕事に対する執念とも思える姿勢
すごいですね
自らの人生を切り開いていく主導権を手にするために
私たちは、毎日の「あたりまえのこと」「単純なこと」すら
「やる気がでない」「面倒くさい」と後伸ばしにしてしまいます
地道な努力を積み重ねることを避け
楽できるようなつもりでテクニックに走ったりしてしまう
だけど、やはり「大切なことは、いたってシンプル」で
その「当たり前のことを、面倒くさいことを積み重ねて行くこと」から
得られるものなのだと思います
彫刻家が石の塊の中から
理想の像を削りだしていくように
コツコツと地道なことを続けていくことが重要
「そんなことは、わかっている」
そう、わかっていることこそ重要で
かつ、なかなか出来ないことなんですよね
私を含め、凡人にとって
やる気、モチベーションを維持し続けることの難しさは
何か「志」を持った方ほど理解できると思います
まずは「やる気は自分次第。」と考える事です
そうは言っても、とにかくやる気が起きないんだとか
やる気にならないんだとか言う人が沢山いますが
こういう人は、外から影響を受けて
はじめて自分のやる気が出ると思っている人達なんです
道を歩いていて、向こうから来た人が
あなたに1万円をくれたら、気分が良くなり嬉しくなりますよね
だけど、そんなことは滅多に起こりませんし
自分でコントロールも出来ない
周りの人や環境によってやる気を起こすということは
常に相手任せで、自分でコントロールできていないということ
これでは、自らの人生を切り開いていく主導権を
持っているとは言えません
モチベーションを上げるためには
まず、自分のモチベーションは自分自身で上げるものなんだと思う事です
周りの環境が整ったからとか
周りの人たちがたまたま自分に良くしてくれたからとかではなく
自分で自分のモチベーションを上げると決めたから
その結果、やる気が出たという状態にしなければいけません
モチベーション(motivation)という言葉の語源
モチベーションの高い人と聞いて、あなたはどんな人を思い浮かべますか?
感情あふれる話し方をする人だったり、熱狂的な人だったり
笑顔で大きな声で自信たっぷりに話す人だったり・・・
私たちはモチベーションと聞くと、
なんだか「感情的」な部分にフォーカスをしてしまいがちなのですが
モチベーション(motivation)という言葉の語源を辿ってみると
「動機」という意味のmotif(モチーフ)に行き当たります。
「動機」はどういう意味か調べると、
「人が意志を決めたり、行動を起こしたりする直接の原因、理由」となります。
ですから、モチベーションというのは
感情的な面というよりも、むしろ自分で認識する
理性的な面があるということなんですね
多くの方が、これらを混同して
「気分が乗らない」などと口にして
自らのモチベーションを感情にまかせてしまっている
だから、モチベーションが上がらない、やる気がでないと
言うことになるんですね。
その時の感情で「やる気が出ない」「気分が乗らない」と
モチベーションの出る、出ないを捉えていますが
実際には「それをやるべき明確な理由を持っていない」というのが
本当の原因です
ですから、あなた自身で自分のモチベーションをコントロールしようと思うのなら
行動することの明確な理由、どうしてもそれをやるという理由を自分で意識することです
どうしてもそれをやるんだという動機を見つける
よく、こんな例え話にされますが
『これからの半年で1億円つくれ!と言われても
ちょっと無理かもしれないと考え二の足を踏むでしょう。
でも、半年で1億円作れなければ、あなたもあなたの家族も
全員が処刑されてしまうとなれば、あなたは何としても
半年で1億円をつくろうと行動するのではないですか』
そうです、明確な理由
処刑というのはリアリティーがないかもしれませんが
あなたとあなたの家族の、たった一度の人生を
より素晴らしいものにする、本当に幸せ度の高い時間を得るためなら
あなたが行動する理由に十分ではありませんか。
だって、時間は命そのものですから
大切なものを得たい、成功したい、幸せにいきたい
ただ、闇雲にそう思ってしまいがちですが
一度、立ち止まって
それが得たい明確な理由
どうしてもそれをやるんだという動機を
今一度、自分の中から見つけ出していくのが
近道かも知れません
悟った人の話は、あまりにも「当たり前」で
それなら自分も知っていたと
簡単に出来そうな気がしてしまうものです
わかったつもりになって
何もしないというのが一番良くない
しかし、成功の本質を見極めている人は
当たり前の面倒くさいことをしっかりやり通しているのです
人が面倒くさがって避けてしまうことを地道に続けること
ジョギングは面倒くさい。
でも、走り込まなければ、痩せないし、タイムも伸びない
ブログを書くのは面倒くさい
でも、更新しなければ読まれることもない
人づき合いは面倒くさい
でも、チャンスもお金も人が運んで来てくれるものです
いくら「やる気」があったとしても、面倒なことは面倒
無理してポジティブに考える必要もありません
でも、やる理由があるから、シンプルで単純なことを
それでも「面倒くせえなあ」と言いながら淡々と進めていく
そういうのもなんじゃ、ないでしょうか
その先にある「当たり前」のことを発見するために
「なんだ!そんなことだったのか!」
いつか、悟ってみたいものですね
頑張りましょう!
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何故、ある人は簡単に成功して、【ダン・ケネディが教える小さな会社のためのマーケティング入門】
P.180より
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保証は私のマーケティングおける重要な部分だ。
ダンはこれを”ガッツのあるマーケティング”と呼んでおり、
私は2つの点で彼が正しいことに気づいている。
1つ目はほとんどのビジネスオーナーは
自分が売るものを大胆に保証するだけの
ガッツはないということ、
2つ目はそれを行なうと
”とても儲かる”
ということだ。
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「もし返金が出て来たら、どうしよう・・・」
「保証をつけたら、
返金がたくさん出てくるんじゃないだろうか?」
「保証をつけたら、
悪用されるんじゃないだろうか?
保証をつけようと思ったとき、
誰もがこういう不安を感じます。
でも、不安というと、
初めて買うお客さんも不安を感じています。
たとえばあなたも、
初めてネットで商品を買おうと思ったとき、
不安になったことはありませんか?
本当に商品は届くのだろうか?
この会社は信頼できる会社だろうか?
本当にページでうたっている効果が出るのだろうか?
値段が高ければ高いほど、
なおさらですよね。
ネットで会社名を検索しても
そんなに参考になる情報が
たくさんあるわけではありませんよね。
お客さんが不安を感じれば、
商品を買う確率が下がってしまいますよね。
その時に保証があるかないかで
お客さんの感じる安心度が変わります。
例えば・・・
「この商品は〇〇円です。
ぜひお申し込みください」
というのと、
「この商品は〇〇円です。
そしてこの商品には返金保証期間があります。
この期間内にお問い合わせ頂ければ、
商品の料金は返金させて頂きます。
ぜひお申し込みください。」
どちらが申込みをしやすいでしょうか?
この保証をビジネスに取り入れて
業界でトップ1%の会社になった。
ビジネスが2倍に拡大した
という成果を出した人もいます。
でも、さっき話したように
「保証をつけると、
返金がたくさんくるんじゃないか」
と思うかもしれません。
ですが、保証を取り入れた人は
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確かに返金はあった。
でも、それを上回る売上が上がった。
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と言っています。
実際、これをつかった会社は
業界でトップ1%の会社になることができたそうです。
ダン・ケネディの著書
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