ぶっちゃけプロデューサーとは人・モノ・事を「選び」「繋げて」価値を高めて「届ける」仕事です。
あれとこれを結びつけたら面白い化学反応が起こるに違いないと考え続けることが仕事となります。
プロデューサーと聞いてどんな職業を思い描いただろう?
映画やテレビ番組のプロデューサー、プロジェクトのプロデューサー、音楽プロデューサー、ゲームプロデューサー、アイドルのプロデューサーなどなど
様々な業界でプロデューサーが活躍していますが、今ひとつ何をしているかが分かりにくい職業ですね
あなたはいま、プロデューサーっていったになんなの?どんなことをする仕事なの?プロデューサーになるには何を勉強したらいいの?
どうしたらプロデューサーになれるの?と疑問がいっぱいのことでしょう
この記事ではそれらの疑問に答えていきます
プロデューサーになるには?私の場合
この記事を書いている私は広告業界で30年、業界に入った当初はディレクター志望で夢を叶え、プランニングディレクターとしてテレビCMの企画、演出に携わってきました。
私がプロデュースの面白さに出会ったのはほぼ10年前、自分で企画したテレビ番組が制作されることになり、5人いるディレクターの一人としてプロジェクトに参加するとともにその番組の統括役としてプロデューサーという役職をいただいたのがキッカケです。
冒頭で書いた通り、プロデューサーとは人・モノ・事を「選び」「繋げて」価値を高めて「届ける」のが仕事。
つまり、その番組で何を題材として扱い、どんなスタッフたちで、どんなキャストをつかって、どのようにお茶の間に届けたら一番面白く効果的かを考え実行していくのが仕事となります。
コレが本当に面白いんです。
私は学生の時から映像製作を仕事にしたくCM業界に就職したのですが映像制作といえば監督・ディレクターが花形だと思っていました。
実際に撮影現場では絶対的な権限を持ち「よーい!スタート!」と号令をかける監督はやっぱりカッコいい役職です。
その作品の仕上がりに関して責任を持つ立場で現場を仕切る立場でみんなが憧れる仕事です
プロデューサーとディレクターの違い
私も例外ではなく監督・ディレクターを志し、(正直、当時はディレクターとプロデューサーの仕事の違いも分かっていませんでした)
そして幸いなことにその仕事に就くことができました。
監督・ディレクターとして今現在も仕事をしていますが、プロデューサーの仕事の面白さを知ってしまったいま、お願いして(私より才能溢れるディレクターの方は沢山いるので)私はプロデューサーとして作品に参加したいと思う機会が増えています。
というかね、プロデューサーの私にはディレクターに誰を任命するかの権限も与えられているんですから。
この企画のディレクターは誰が一番面白くなるか?
その場合、誰をカメラマンにしようか?
脚本は誰に書いてもらうか?
出演者は誰にしたら一番魅力的な作品になるか?
意外なキャスト、スタッフの組み合わせで思いがけない化学反応は起こらないだろうか?
音楽は誰に作ってもらうか?
編集は誰に頼むか?
どういう予算配分で実現するか?
いったいどういうカタチで、どのタイミングに世の中に発信していくか?
これら全てをコーディネートするのがプロデューサーの仕事です。
私の話ばかりで申し訳ありませんが、私は音楽のプロデュース、ガールズユニットのプロデュースもしていて音楽プロデュースの場合はアーティストと楽曲、発信場所の組み合わせを企画して、プレゼンして、実現していますし、ガールズユニットのプロデュースは彼女たちの楽曲をどういうコンセプトで作るかを企画してそれを実現するにはどんなアーティストに楽曲を提供してもらうかなどで化学反応を狙ったりしています。
どうでしょう?
プロデューサーの仕事がなんとなく掴めてきたでしょうか?
先ほども触れたようにディレクターがその作品の仕上がりに責任と権限を持つ立場ならプロデューサーはその作品を含めたプロジェクト全体に責任と権限を持つ立場です。
ディレクターにとってはその作品に意識を向けますが、その作品ももっと大きなプロジェクトの一部でそうした作品を組み合わせて化学反応を作っていくのも、プロデューサーの面白さでもあります。
プロデュース思考とは
例えば、私が総合プロデュースをしている「琉球トラウマナイト」というプロジェクトがあります
この中心は1年に2回オンエアする1時間のテレビ特番です。
多くの方は「琉球トラウマナイト」と聞けば「テレビ番組でしょう」と答えると思います
おそらくいつも一緒に番組を作っているスタッフもそう思っています。
ただ私だけはプロデューサーとして
ラジオ版トラウマナイトをつくったらどうだろう?
新聞とタイアップはできないか?
学生映像コンテストとして全大学に公式参加してもらえないか?
メジャーな映画のロードショーとタイアップしたら?
ここまでは私がすでに実際に実現したアイデア。
さらに、
何かキャラクターを生み出し商品化できないか?
劇場映画版トラウマナイトという企画は売れるか?
そもそも「琉球トラウマナイト」だけでなく
「仙台トラウマナイト」「札幌トラウマナイト」と
全国に広げることはできないか?
いや「台湾トラウマナイト」「香港トラウマナイト」と世界に広げることは不可能か?
全く違うメディアで展開することはできないか?
ということを常に考えています。
すでに企画書を提出したアイデアも上記に含まれています。
こう考え始めると際限がなくなり、楽しくて妄想の世界でしばらく遊んでしまいます。
そうなんです。
プロデューサーの仕事はこういう妄想を膨らます面とリアルに世の中に対して仕掛けていく戦略、それにかかる予算の調達と配分という「夢とリアル」を併せ持つんですね。
ここまで読んでくださった方はなんとなくお気づきかと思いますが
なかなか業界新人の方が明日からすぐに始めるというのは
なかなか難しい職種なんですね。
中には物怖じせずに全く知らない企業の社長さんに自分の企画を直談判して
制作予算をゲットしてくる強者もいますが
多くの方がプロデューサーを目指すなら
その業界で数年はプロデューサーと呼ばれる先輩の下で働き
業界の仕組みや関わっている人達と関係を築いた上で
独立した方が近道かもしれません。
かくいう私自身もディレクターとして実績を積んだ上での
プロデューサーデビューでしたから。
ただひとつ、肝心なことを覚えておいてください。
どんなに業界で経験を積んだとしても
プロデュース思考というものができないとダメって事。
冒頭に書いた
あれとこれを結びつけたら面白い化学反応が起こるに違いないと考え続ける思考をとにかく若いうちから身につけることが重要です
逆にどんなに若くても
このプロデュース思考に長けていたら
プロデューサーになることは可能です。
アイディアとは既存の新しい組み合わせ
プロデュース思考をするためにも
まずは思考の柔軟性、事例の数々、アイデアがとりあえず浮かぶ頭にしないといけない。
アイデアを生み出す時に、アイデアっていったい何だ?ってことを
考える人が案外少なくて、我々のように職業的にアイデアを生み出さないといけない職業で
いつ降ってくるかわからない神様の啓示を待っている訳にもいかず
必然的にアイデアをしっかりと定義していくこととなるんですね
定義できないモノを作れと言っても無理でしょ。
そこで紹介したいのが
広告業界にいると必ず読んだ方が良いと推薦される名著中の名著。
有名すぎて紹介するのも気が引けるくらいのバイブル的書籍です。
『アイデアのつくり方』(ジェームス W.ヤング)
100ページほどの薄い本で本文は60ページとさらにスリムな内容です。
それだけ?って思わないで欲しいんです。
だいたいにおいて真実なことほどシンプルで簡潔なんですよ。
この本で書かれている内容もいたってシンプル。
だけど、このシンプルってやつが本当は一番に実行するのが難しいものなんだ
この本では、アイディアをつくるには、五つの過程を進める必要があると説明されています
①インプット
②咀嚼
③消化
④エウレカ!
⑤最適化
の5段階。
この解説を始めると長くなるので後日に回して
この5段階のうち最も重要となるのが①の情報収集。
そもそもアイデアというモノは何かを定義すると
『アイディアとは既存の新しい組み合わせ以外の何物でもない』
と云うことらしい。
つまりアイディアをひねり出すには、
とにかく「既存」の量を増やし、その組み合わせを模索し続ける
質を高めていくしかないんだよ。
インプット命です
そのためには普段から情報を収集することが大切で
本を読むでも、音楽を聞くでも、映画を見るでも
結局は自分の中にインプットしたモノが組み合わされて出てくるのであれば
自分の中に入っていないモノは出てこないということ。
自分のインプットの幅が狭ければ
出てくるアイデアの幅も狭いと言うことになるんだ
プロデューサーに限らず全ての仕事に使える考え方だから覚えておいて欲しい
ただ、ことプロデューサーという職業は冒頭にも書いたように
人・モノ・事を「選び」「繋げて」価値を高めて「届ける」ことを仕事とします
つまり組み合わせるのが仕事で
組み合わせるための材料は数が多い方が良いし
人と違った視点で収集されたモノのほうが一目置かれるってわかるよね
自分独自の人があまり知らない面白いことを探すことになるんだ。
プロデューサーとは
映画やテレビ番組のプロデューサー、プロジェクトのプロデューサー、
音楽プロデューサー、ゲームプロデューサー、アイドルのプロデューサーなどなど
プロデューサーといわれる人達はあらゆる業界に存在しているんだけど
プロデューサーとは人・モノ・事を「選び」「繋げて」、
予算に応じた(予算以上に)価値を高めて「届ける」仕事です。
あれとこれを結びつけたら面白い化学反応が起こるに違いないと考え続けることが仕事となります。
そのために日々、面白いことはないか?を探すのが習慣となっている人です
日々の情報収集、それとプロデュース思考によるアウトプット
これをする習慣づけが間違いなくあなたをプロデューサーに近づけてくれるはずです
【おすすめ】「売るってことはこういうことなんだ、わかる?」マーケティング本としては基礎編のこの本がいまなら無料でもらえます。
何故、ある人は簡単に成功して、【ダン・ケネディが教える小さな会社のためのマーケティング入門】
P.180より
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保証は私のマーケティングおける重要な部分だ。
ダンはこれを”ガッツのあるマーケティング”と呼んでおり、
私は2つの点で彼が正しいことに気づいている。
1つ目はほとんどのビジネスオーナーは
自分が売るものを大胆に保証するだけの
ガッツはないということ、
2つ目はそれを行なうと
”とても儲かる”
ということだ。
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「もし返金が出て来たら、どうしよう・・・」
「保証をつけたら、
返金がたくさん出てくるんじゃないだろうか?」
「保証をつけたら、
悪用されるんじゃないだろうか?
保証をつけようと思ったとき、
誰もがこういう不安を感じます。
でも、不安というと、
初めて買うお客さんも不安を感じています。
たとえばあなたも、
初めてネットで商品を買おうと思ったとき、
不安になったことはありませんか?
本当に商品は届くのだろうか?
この会社は信頼できる会社だろうか?
本当にページでうたっている効果が出るのだろうか?
値段が高ければ高いほど、
なおさらですよね。
ネットで会社名を検索しても
そんなに参考になる情報が
たくさんあるわけではありませんよね。
お客さんが不安を感じれば、
商品を買う確率が下がってしまいますよね。
その時に保証があるかないかで
お客さんの感じる安心度が変わります。
例えば・・・
「この商品は〇〇円です。
ぜひお申し込みください」
というのと、
「この商品は〇〇円です。
そしてこの商品には返金保証期間があります。
この期間内にお問い合わせ頂ければ、
商品の料金は返金させて頂きます。
ぜひお申し込みください。」
どちらが申込みをしやすいでしょうか?
この保証をビジネスに取り入れて
業界でトップ1%の会社になった。
ビジネスが2倍に拡大した
という成果を出した人もいます。
でも、さっき話したように
「保証をつけると、
返金がたくさんくるんじゃないか」
と思うかもしれません。
ですが、保証を取り入れた人は
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確かに返金はあった。
でも、それを上回る売上が上がった。
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と言っています。
実際、これをつかった会社は
業界でトップ1%の会社になることができたそうです。
ダン・ケネディの著書
「ダン・ケネディが教える小さな会社のためのマーケティング入門」
では、こういった成功事例を集めた本があります。
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