CM業界の大先輩である
村上明彦さんと一緒にお仕事させていただく機会がよくあります
村上さんは、私の東京時代に勤めていたCMプロダクションの先輩で
もうずいぶん前になりますが(覚えている方もいらっしゃるかな?)
鷲尾いさ子さんが歌い踊るCMで一世を風靡した『鉄骨飲料』や
渡瀬恒彦さんが出演したバスクリンの『裸の王様』
西田敏行さんの『001番KDD』
唐沢寿明さんが熱血キッドに扮したサントリー『熱血飲料』など
大ヒットCMを数々作られてきた映像ディレクター
後に映画『嫌われ松子の一生』『告白』『渇き!』
『来る』などを監督した中島哲也さん、
『サントリーウーロン茶』CMや『カロリーメイト がんばれワカゾー』CMで
有名な前田良介さんと3人の売れっ子ディレクターで
ホームランという伝説的な会社をつくられた・・・
まあ、広告業界では、もの凄い人なのですよ
自分の実績をできるだけ凄く伝える
その村上さんとのお仕事は
クライアントの社長さん、役員さんとプレゼンの後に会食したり
企業の経営に携わっている方と
直接お話しをさせていただく機会が多く
とても勉強になっています
さらに村上さんから
いろいろと話を聞かせていただくことも多く
本当に勉強になるんですね、これが
ビジネスにおいて「天下を取った」経験を持つ方と
一緒にお仕事が出来ることは
それだけでも学べることは多いのですが、
その方から直接、人生や仕事に対する考え方を聞けるのは
私にとって本当に素晴らしい時間なんです
先日も私の
『村上さんは先方の社長さんにすでに信頼を得ているから
おそらく、どんな企画を持っていってもOKだと思うんですよ
でも、それだけの実績がまだない時期ってあるじゃないですか
そんな時期、村上さんはどうやって実績につながる仕事を
勝ち取ってきたんですか?』
という質問に対しての村上さんの答えが印象深かったので
シェアさせて頂きます
村上さんが仰るには、
「まずは実績をつくるように、がむしゃらに頑張る」こと
まあ、これは当たり前の考え方なのですが
その後に言っていたことが面白い
それは、そうして作った自分の実績を
「嘘をついてはいけないが、できるだけ凄く伝える」ということなのだそうです
うーん、はったりをかませ!ということか?
・・・・・
いや、私なりの受け取り方で言い換えると
自己をブランド化していくという「自己ブランディング」が重要で
自分自身の価値や能力を
余すところなく相手にわかりやすく伝えるために
自分をブランド化する
つまりは、そういうことだと思う
ブランドとは他との明確な違い
日本人はもともと謙虚な国民性を持っていますから
何か手柄を立てても「いや、大したことないです」と
謙遜することを美徳とするところがありますよね
日本人の素晴らしい一面ではあるのですが
こと ビジネス、プレゼンテーションの場においては
相手はあなたの素晴らしさを聞かせて欲しいと願っています
素晴らしいあなたから商品を買いたいし
素晴らしいあなたと組んでビジネスがしたいと願っているのです
なのに「いやいや、私なんか・・・」では
頼みたくても頼めなくなっちゃうじゃないですか
もちろん「嘘」をついてまで自分を大きく見せることは
そのまま詐欺となってしまいますが
自分の凄さは、相手にしっかりと伝わるように伝える
ブランドとはつまり「他とのはっきりとした違いを明確にする」ということなんです
いいですか?はっきりとした違いです
よく見たら分かる、食べ比べたらまあ何となくそんな気がする・・・
ユーザーが言われないと分からない
もしくは言われてもよく分からない的な違いは
この場合違いとは呼んでいません。
職人的なこだわりは素晴らしいことですが、
ユーザーに伝わらない違いは違いではないのです
味で、サービスで、テクニックで明確な違いが打ち出せないのであれば
なにか別のことでしっかりとした違いを打ち出すべきです
それができたときにブランドが成立するんです
「一貫性」はブランドにおいて大切な要素
これは、村上さんに言われて
商品の良さまでは自信を持って伝えても、自分の事までは
改めて「わあ、まだ出来てないかも」って反省した部分でした
自分のプレゼンテーションをしっかり出来ない人は
もちろん「謙虚さ」ということも、あるとは思いますが
実は「自信のなさ」という一面も
同時に持っているのではないでしょうか?
村上さんだけでなく、CM制作でお会いする
様々な業界で成功された「この人凄いな」と思う経営者の方と
お話しをさせて頂いていると、ある共通項に気がつきます
それは「自信を持っている(少なくても、そのように見える)」ことと
さらに「一貫したポリシーのようなものを持っている」ということです
仮に、発注されていたオーダーが途中で変わったとしても
そういう方の話を聞けば、状況が変わったというだけで
考え方は一貫していたりします
そういった場合は、仮に二度手間になったとしても
少なくても私自身は気持ちよく仕事が出来ることが多いです
「一貫性」はブランドにおいて大切な要素です
ブランドが周りの人々の意識の中に根付くまでには時間がかかります
ブランドをつくり上げるためとはいえ、いつもイメージを変えていては
信用も得られなくなっていきます
人は、ブレない一貫性にこそ安心感や信頼感を抱くものだからです
この業界や商品が儲かると聞けば、そちらに飛びつき
あの人が言っていることが良いとなると
自分の考えを捨てその人の言葉を妄信する
意外とこういう人って身近に何人かいたりしませんか?
たいていの人は、自己に確固としたものがないため
何か「いい話」を聞くと、それを信じたくなる
日々、流されていくのです
自分ブランドを確立するには
自分自身のイメージを一定に保つことが必要です
日ごろから自分の言動には注意しなければなりません
「あの人はいつも言うことが違う」と言われるような人に
自己ブランドを確立することはできません
一貫した姿勢、考え方は、その姿、その言動、その人のイメージを
周囲の人々の脳裡に焼きつけます
それが、やがて信頼、信用というブランドを作り上げるのです
ですから、あなたが自分ブランドを確立し
あなた自身のビジネスを有利に進めたいと願うのであれば
「確固たる一定のイメージを人の心に抱かせること」を
念頭において行動するべきです
そして「常に一貫性をもって、ブレないイメージをアピールし続ける」
必要があるのです
私が、自分ブランド、自己ブランドの講義で行う
「自分の価値観を絞り込む」ワークは
絶対に譲れない自分の価値観を明確にし
このブレない自分を作るためにほかなりません
そして、これを持つことで、自分の考えに
「自信」を持つこともできるようになるのです
他には負けない自分の強みを強調する
自分をブランド化する
そもそもブランドの果たす役割とは何でしょうか?
ブランドが何の役割も果たさなかったら
企業や人は高いお金を払って長い年月をかけて育成などしませんよね
ブランドは確立し認知されることで
非常に大きな役割を果たしてくれるから
企業も人もそれに投資しているのです
そして、ブランドはその役割があるために、いったんブランド化されると
簡単に、しかも大量の売上げを上げることができるようになります
そういう、ほかに負けない「強み」を見つけましょう
人間でいえば個性というのも「強み」といえますが
自分ブランドではもっと明確なものを示したいものです
ビジネスの競争の中で、誰でも持っているような資格は
参考にはされても、決め手ということになりにくいのが事実です
弁護士、不動産鑑定士、税理士、会計士の資格ももっている
いわゆる士業の方々が、こぞって自分や会社のブランド構築に
躍起になっている事実がそれを物語っていますよね
あなた自身が、他には負けない自分の強みを強調し
なんらかしらの成功をおさめたいと考えているなら
今日の村上さんの言葉、
『まずは実績をつくるようにがむしゃらに頑張る。
そうして作った自分の実績を
嘘をついてはいけないが、できるだけ凄く伝える。』は
とても役立つ教えになったのではないですか?
そもそも、自己啓発という言葉の裏には
「自己否定」という意味が隠れています
今の自分を変えて、もっと素晴らしい人生を作れる自分になる。という
ことですから「自己否定」的な部分も決して悪いわけではありません
しかし、「自分探し」を行う中で、
常に「自分を見失っている」ようでは
いつまで経っても「自分ブランド」は構築できないのも事実です
そういった方々は、出版社や講演者、セミナー主催者の
「いいお客様」「お得意様」にはなれますが
今の自分とは違う「理想の自分」に果たしてなれるのかどうか・・・
一度、しっかりと「自分」を見つめ直し
自分の価値観や、目指すべきものを明確にすることを
私は『一貫して』推奨しています
地図と自分のいる場所と目標点があれば大概どこでもたどり着ける
自分の価値観の優先順位と
本当に目指すものは、地図における出発点と到達点
これさえ明確で、地図さえあれば
たどり着けない場所などほとんどないのです
逆に、これがないのに
「3日で到達できる新しい自動車!」
「初心者でもあっという間に目的地につける魔法の飛行機」
を手に入れたところで、たどり着けるはずないでしょう。
不思議の国のアリスのチェシャ猫じゃないけど
「そりゃ、おまえがどこへ行きたいと思っているかによるね。」
なのです
それを持って
がむしゃらに頑張って
自分を売り込んで
そうやってたどり着けるところを
私は見てみたいと思います
あなたはどうですか?
♪高ければ高い壁の方が
登ったとき気持ちいいもんな~
ってミスチルも歌ってるじゃないですか
天下までは取らないまでも
一度の人生なら、より高くまで
一緒にいってみましょうよ
【おすすめ】「売るってことはこういうことなんだ、わかる?」マーケティング本としては基礎編のこの本がいまなら無料でもらえます。
何故、ある人は簡単に成功して、【ダン・ケネディが教える小さな会社のためのマーケティング入門】
P.180より
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保証は私のマーケティングおける重要な部分だ。
ダンはこれを”ガッツのあるマーケティング”と呼んでおり、
私は2つの点で彼が正しいことに気づいている。
1つ目はほとんどのビジネスオーナーは
自分が売るものを大胆に保証するだけの
ガッツはないということ、
2つ目はそれを行なうと
”とても儲かる”
ということだ。
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「もし返金が出て来たら、どうしよう・・・」
「保証をつけたら、
返金がたくさん出てくるんじゃないだろうか?」
「保証をつけたら、
悪用されるんじゃないだろうか?
保証をつけようと思ったとき、
誰もがこういう不安を感じます。
でも、不安というと、
初めて買うお客さんも不安を感じています。
たとえばあなたも、
初めてネットで商品を買おうと思ったとき、
不安になったことはありませんか?
本当に商品は届くのだろうか?
この会社は信頼できる会社だろうか?
本当にページでうたっている効果が出るのだろうか?
値段が高ければ高いほど、
なおさらですよね。
ネットで会社名を検索しても
そんなに参考になる情報が
たくさんあるわけではありませんよね。
お客さんが不安を感じれば、
商品を買う確率が下がってしまいますよね。
その時に保証があるかないかで
お客さんの感じる安心度が変わります。
例えば・・・
「この商品は〇〇円です。
ぜひお申し込みください」
というのと、
「この商品は〇〇円です。
そしてこの商品には返金保証期間があります。
この期間内にお問い合わせ頂ければ、
商品の料金は返金させて頂きます。
ぜひお申し込みください。」
どちらが申込みをしやすいでしょうか?
この保証をビジネスに取り入れて
業界でトップ1%の会社になった。
ビジネスが2倍に拡大した
という成果を出した人もいます。
でも、さっき話したように
「保証をつけると、
返金がたくさんくるんじゃないか」
と思うかもしれません。
ですが、保証を取り入れた人は
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確かに返金はあった。
でも、それを上回る売上が上がった。
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と言っています。
実際、これをつかった会社は
業界でトップ1%の会社になることができたそうです。
ダン・ケネディの著書
「ダン・ケネディが教える小さな会社のためのマーケティング入門」
では、こういった成功事例を集めた本があります。
小売店、税理士、飲食店、治療家、
歯科医、営業職、住宅ローン販売…などです。
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