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そこにドラマがあるから参加したくなっちゃうんだよ【セルフプロデュース】

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観ると必ず泣いちゃう映画ってのがあります。

その中の1本である「いま会いにゆきます」を
借りてきて観てしまいました。
  
泣くって分かっているんだから観なきゃいいのに
この手の映画ってのは定期的に観たくなるんですよね。
 
案の定、ストーリー後半はずっと泣きっぱなしで
見終わった後は泣きすぎで具合が悪くなっていたくらい。
 
自分でもなんでこの映画がこんなに心の琴線に触れるのか
不思議なくらいだけど、弱いんですね。
 
こと両親を亡くしてからというもの
この手の死んだ人に対する思いを描く映画に
やたら感動するようになっちゃって・・・
 
「いま会いにゆきます」は2004年の映画だから、
もう20年ちかく前の映画なんですね。
 
当時のパンフレットで、
 
『今の不安定な社会状況のなかで、
唯一信じられるのが”誰かとつながっている感覚”だと思うんです
(中略) 大切な人とのつながりが底辺で語られている点が、
今の時代に贈るにふさわしい物語だと思いました。』
 
と語っていたのは、プロデューサーの春名慶さん。
「世界の中心で愛をさけぶ」のプロデューサーもやっていた方。
 
”誰かとつながっている感覚”って
20年経とうとしている今、
さらに求められてきている感じがするんだよね。

誰かとつながっている感覚を提供する

あなたが夢を叶える際に
沢山の人達に応援して貰わなければならないのね。
 
お金を稼ぐんだって、お金に足がついているわけではないから
結局は人というものが運んでくるわけ。
 
つまりは、人の応援なしで
大金を稼ぐのも、大きな夢を実現するのも難しいということなんだよ。
 
じゃあ、どうしたら人に応援してもらえるのかっていうと
元も子もない答えなんだけど
あなたが応援して貰える人になればいい。
 
みんな”誰かとつながっている感覚”が欲しいんだから
それを提供できればいいんだね。 
 
じゃあ、どうするんだっていうと
 
いまの時代に求められているのは
自分が少しでも参加できるドラマで、
そのドラマにおいて”誰かとつながっている感覚”だと思うんだ。
 
ドラマっていっても映画や演劇の話ってわけではなくて
いわゆるサクセスストーリーって感じの現実の世界の物語。
 
サクセスって言ったって小さな成功で十分で
あなたが夢を叶えるドラマに参加して貰えばいいです。
 
なんでも良いから自分はこういうことしたいんだって
そのことに向かって歩き出せば
そこにドラマが生まれるんだよ。
 
何か目的を持って歩き出すとドラマが生まれるんです。
 
クラウドファンディングとか分かりやすいと思う。
誰かの夢を見ず知らずの人が支援することで
その物語に便乗していく感じ。
 
たとえばヨーロッパ諸国を廻りたいっていうんだって
それも夢だよね。
 
なんでも夢を持てばそこに
あんな事があって、こんな人に出会って、こんな景色に感動してって
何かしらドラマが生まれるんだけど、
 
それだけじゃ単に、あなただけの夢って話なだけで
 
だから人に聞かせても「ふーん、そうっだったんだ」ってくらいのもので
そこにあまり感動はないいですよ。
 
今の時代、外国行ったってくらいでは
なかなか人を感動させるのは難しいんです。

あなたの夢に「公」を加えてみる

そこでね、あなたの夢に「公」を加えてみるです。
 
すると、たちまち夢は志となり、使命となるんですね。
 
使命って人の役に立つってことなんですよ。
 
あなたの夢が使命に変わった時点で
夢に向かうことが無性に楽しくなってくるから不思議です。
 
自分のやっていることが誰かの役に立っているんだって感じられる事って
嬉しいの。楽しくなるの。
 
人間ってそういうふうにできているの。
 
で、そういう使命には、人が集まってきちゃうんです。
 
世の中が暗いとするなら、使命を持って行動するって
明かりなんだよね。
 
明かりがあるところには、人が集まるの。
そしてさ、いつの間にか実現しちゃうものなんですよね。
 
そこにドラマがあるから、参加したくなっちゃうんだよ、みんな。
 
いまの日本って、そういうことにしかドラマが生まれないから
そのドラマに参加したくて人が集まってくるんです。
 
日本ってすごく豊かになった国なんです。
「わたしはちっとも豊かじゃない」って
幾らあなたが言っても、食べるものがあって
着るものがあって、雨風しのげる寝るところがあるって
世界的にも、歴史的にもすごく豊かなのね。
 
この豊かな国、豊かな時代に
人々が求めているものは
自分が少しでも参加できるドラマ、使命なのね。
 
そもそも人間が生きるためにはドラマが必要なの。
 
昔の日本もそうっだったけど、
本当に食べ物が無い飢えた国では
食べ物を手に入れるだけでドラマが生まれるの。
 
日本の成長期には、洗濯機を買って、テレビを買って・・・って
ドラマがあったの。
 
でも、今の時代はドラマが見つけにくいんだよね。
 
いくら豊かになったからってドラマがないと
人は生きていけないから、ドラマを求めているの。
 
でも、ご飯が食べられる、テレビを買ったってことでは
もうドラマにならないんです。
 
今の時代、ドラマが生まれるのは
人の役に立つって使命、志からなのね。
 
そういうものに参加すると感動できるの。
 
みんな、参加できる使命がほしいんですよ。
今はそういう時代になったんです。
 
中にはNPOとかボランティアとかに参加する人もいる
そこにドラマを感じるから。
人の役に立ちたいんだよ。
 
そんな大きな使命を掲げなくてもいいんですよ。
あなたの夢、それはあなたの欲なのかも知れないけど
「公」を足すことで、志、使命にしちゃえばいいんです。
 
誰か、人のためにするんです。
 
私も若い頃は自分が褒められ、
賞賛を浴びたくて映像を作っていました。
 
でもさ、その評価は他者がしてくれるもの、
それも沢山の方々が評価してくれなくては実現しないものなんだよね。
 
まだ私が駆け出しの頃、先輩に言わ れたひと言がずっと心に残っていて、
というか、歳をとる毎に大きくなってくる言葉があって
 
その言葉っていうのは、

「例え15秒でも、人様の時間をいただく以上、
それ以上の楽しみや感動、幸せを与えなくてはダメだよね」
 
先輩はもしかしたら、入ってきたばかりの後輩に
ちょっとカッコいいこと言いたかっただけかもしれないんだけど
25年たったいま、すごく意味深い言葉になって心に残っているの。
 
実際にね、人を幸せにするために映像を作り始めた途端、
自分自身の夢も野望も幸せも、他者からの賞賛も富も
全部、手に入った気がします。

あなたは、あなたの人生というお話しの主役

結局、人の幸せを抜きにして
自分が幸せになる方法ってないんじゃないかな。
 
あなたがもし何か夢を持っていたら
それにちょっと「公」を足して、使命にするんだよ。
 
それがもともとは自分の「欲」からのスタートであっても
本当に人を幸せにするって、自分自身も信じちゃえば
そこに人が共感してくれるドラマが生まれ、
その夢は高確率で叶いやすくなるんです。
 
商売だって、何だって一緒だよ。
 
自分の為に金儲けたいって商売やったって
人の役に立たなけりゃ、長くは続かない。
 
マーケティングの世界では、
ちょっと前から「共感」についてよく語られるようになって、
 
とにかく「共感」してもらえないと何もはじまらないとまで
言われるようになってきたでしょう。
 
電通さんが「ソーシャルメディア時代の
新しい生活者消費行動モデル概念(SIPS)」という
モデルを提示してけっこう経ちますが

Sympathize:共感する→
Identify:確認する→
Participate:参加する→
Share&Spread:共有・拡散する
という順番になっていて、
 
この行動モデルに則していえば
たとえば、ビジネスにおいて昔みたいにお金をたくさん使って、
広告をたくさん露出しても、肝心のコンテンツに「共感」の要素がなければ、
結果は寂しいものになるってこと。
 
逆に、コンテンツ自体に強烈な「共感」があれば、
予算をかけずとも確認&参加&共有・拡散が起こるってことじゃない。
 
まあ実際のところは、多くのソーシャルメディアを活用した
キャンペーンなどは、地味に、あらゆるところでスベっている感じだけどね。
 
いま「共感を得ることの難しさ」に多くの人がぶち当たっているの。
 
そこでやっぱり「論理」ではなく「ドラマ」だって、
ストーリーをつかって商品やサービスや人物を
訴えかけるべきだという話が出てきたのね。
 
人間は感情の生き物で、今の時代は
単純な物質的欲求は満たされてしまっているから、
「論理」ではなく「ストーリー」にによって人は動くって
マーケティングの世界でも言われているの。
 
そこで「物語の法則」とか「神話の法則」が
再び注目されるようになってきた。
 
ちなみに、物語作りの基礎技術から
共感を呼ぶストーリーポイントって
 
1:「強み」と「弱み」を兼ね備える主人公を置く
 
2:対立を描く
 
3:テーマを、論理ではなく、感情に訴えかける。
 
あなたがすごい才能を持っていなくても、
むしろ持っていなくて、それでも頑張っている姿が共感を呼ぶのね。
 
完璧すぎる人や、聖人君子すぎる人、強すぎる人なんかは、
憧れることはあっても、自分を投影して、
共感して商品やブログを見てくれるようにはならないんだよ。
 
で、主人公の生活ってのは平坦で何の問題もないではいけないんだよ。
苦労しなくちゃいけないんです。
 
でないと観客は惹き付けられない。ドラマチックじゃないから。
 
ドラマの本質は「対立」なの。
 
人災、天災、病気、失業、戦争、受験、貧乏、邪魔者、ライバル、どん底・・・
なんでもいいから主人公の目的を阻む、宿命的なものと対峙して苦労するの。
心の中でも葛藤するの。
そうすると、観客は惹きこまれる。
 
ね、弱くて、でも頑張っていて
いろんな障害にぶつかっては苦労して、悩んで・・・
 
これって、あなた自身の姿じゃないですか?
 
あと、必要なものは主人公の「志」「使命」なんだよ。
 
 
自分自身をさ、自分の人生のドラマの主人公だと思って、
主人公ならどんな夢の語り方をするか、考えてみて。
 
私利私欲では語らないんじゃないかな。
 
あなたは主人公なんだよ。
 
あなたの人生というお話しの主役なの。
 
主役なら、主役らしく
正々堂々と胸張って夢を叶えなきゃね。
 
あなたがその気になれば
応援してくれる人達は必ず集まってくるよ。
 
なぜなら、それがドラマだから。
 
わかったかな?
わかったら、今から
ハッピーエンド目指して歩きはじめようぜ!


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